〜PBMについて考えてみよう〜
その五、私がやってみたいメイルゲーム 今回は、『私がやってみたいメイルゲーム』と題しまして、顧客ニーズや現実的な問題はスルーして、とにかく『やってみたい』を中心にして書き綴ってみようかと……そんな趣旨で書いていきます。ですから、冷静に考えますと『こんなの絶対できっこない』というような点も出てくるはずです。私の場合、まずは『やりたいこと』を書き出して、それから『実現できるか否か』の観点から、余計なものを却下していく方針で考えていきます。普段から、『これがやりたい』とか言うと、ほとんどの返答は『それは無理だろう』と言われます。そうなんです。『無理だ』と思えるようなアイデアを出すことも時には大切なんですよね。実際にできるかできないかは、アイデアを出してから決めても遅くないと思います。 と言う訳で『私個人がやってみたい』メイルゲームとは、簡単に言うと以下の通りになります。あくまでも『私個人の希望と言うか妄想』でして、顧客ニーズや現実的な問題は度外視しております。 やろうと思えば、できそうな気もしますが、実際にやるとなると、いろんな問題が出てきそうです。『主要NPCが1人もいない』というシナリオを考えるのは、ある程度メイルゲームの経験が無いと難しそうですね。ですから、マスターさんは経験者の方が望ましいです。本来ならば、NPCは脇役に徹するべきではないか? 主役はPCさんたちじゃないの? だからと言って、アクションは公平に扱うべきだとも思います。活躍したいならそれなりのアクションを書かないと不公平ですし(私の考える『公平』と言うのは、一般的な意味ではありませんけども……機会がありましたら、その点についても詳しく述べたいとは考えています)。 初回は『全員初対面』でスタートすると言うのは、単なる私個人の希望です。最初から関係が出来上がっているPCさんたちが多いと、単独で参加している方は、人間関係の輪に入りづらい傾向がありますから。とは言え、最初からある人間関係の中に、自分から入っていくことも大切なんですけどね。PCさん全員が初対面と言うのも面白いかなと。他にもメリットあるかな? どちらかと言うと、私は『初対面の人と少しずつ関係を築き上げていく』という方がドラマチックだな〜と思ってます。 次は『初期情報』について。初回で、PCさんたちにとってどんなことができるのか、まずは明確に伝えることも重要だと思います。『PCさんたちにとって』がポイントではないかと。 またもや、個人的な意見になりますが、余計な設定をアクションで使おうとすると無理がでます。別に設定を作り過ぎるなという意味ではありません。世界観を打っ壊すような設定は論外ですけど、他人の反応まで決め付ける設定はどうか……と思う訳です。『自称』ならば、それはそれとして良いのですが、『俺のPCはこうだから、こうしてくれ』と言うのは……ね。思わず遠い目をしてしまうんですよ。ましてや『俺のPCを大活躍させてくれ』という感じも……(以下省略)。ゲームの謳い文句で『貴方のPCが大活躍できます!』とか言うのも、なんだかな〜と思う訳です。それよりも、『このゲームではこういうことができて、こういうことができない』と宣伝した方が良いような気もするんですけどね。『演出』として派手な謳い文句を掲げるのはOKと言うか、むしろやった方が良いと思います。やり過ぎは良くないですけど。 最後に、全9回のアクションと言うのは、仲原的に丁度良い回数と言うだけです。それ以上でもそれ以下でもありません。あまり深い意味はありません。全6回でも、全12回でも、1回1回が無駄のない内容ならば文句無しですけど。大失敗とか思っても、実際は意味があることが多いんですけどね。以上、『私がやってみたいメイルゲーム』でした。【2005.7.3.】 |