※一部、リアクションを引用させていただきました
第6回ハーブローク『変わらぬもの』現代編

■プレイヤーの感想

ジェスの結果は……無難と言えば無難でしたが、リアクションだけ読むと印象が薄いな……アクション内容を読んで初めて、ジェスの心情が明らかになるといった具合です。今までの結果から見れば、アクションと判定が噛み合っている方だなとは思いました。
 欲を言えば、【動機】の面とかも具体的に書かれていたら、もっとさらにジェスの心情面が浮かび上がって、人間ドラマ風になっていたかもしれませんね。その辺が、ちょっと残念でしたけども。


「もう一つ聞かせろ」
 ジェスが一歩前に出た。
「おまえたちは何故こんな事をする。アースを、エンブリオンを何故こんな」
「魔族は、人間が好きなんだよ。楽しいんだ」
 妖魔は笑った。
「俺達魔族は負の存在。それゆえ自らの世界を食い尽くしてしまった。固体として強靭な俺達は死にはしないが、退屈なんだよ。娯楽が欲しいのさ」
「それが……他の世界を滅ぼすってことなのか!」
「人間はいいぜ。どんな事にも一喜一憂して。弄り倒すには最高のおもちゃだ。滅びればまた別の世界……それが俺達の楽しみなのさ」


自然界には『プラス』と『マイナス』という概念がありますけど、魔族って単に『マイナス』の存在なのかもしれませんね。暴走していく負の感情……それがネックになっているのかなと。いくら神様でも負の暴走を完全に止めることはできなかったのでしょう。だから、救世主を降臨させて、なんとかしようとしていたみたいですけど。要するに『神と悪魔との戦い』に、人間界が巻き込まれたという王道パターンでもあったのかな。だとしたら『魔王ダンテ』みたいなノリでやってみたかったぜぃ〜。【2005.7.16.】

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