※一部、リアクションを引用させていただきました
第3回ハーブローク〜さよなら

■プレイヤーの感想

ジェスの想いとプレイヤーの狙いが届かなかった……と言ってしまえば、そうなんですけど、良く言えば……『ジェスは本当は今、すっごく悩んでるんですけど、そうした素振りを見せようとはせず、明るく振る舞ってます!』というところですかね? 結果とアクションを見ないと、『敢えて明るく振る舞っている』とは思えないのですけどね。『ジェスくんが悩む訳ないでしょ?』とか思われていたとしたら……それこそ誤解というか、ジェスのことをあまり理解していないんだな……じゃあ、そう思われても仕方ないよな……と思った次第です。


さて、リアクション上では、下記のような描写もされておりました。


「ああ……フィリオ、やっぱりお前ゲイルロードと!」
 ジェスが背負った剣に手をかけようとした。


……ジェスってば、ゲイルロードのことを疑っている節がありますね?……アクションには書いてないですけど、描写としては間違いではないなと思いました。実際、ゲイルロードのことは心のどこかで疑ってましたしね。ジェスは勘の鈍い子ではありますけど、『人の想い』には敏感な子ですから、ゲイルロードの秘奥人格を感じ取っていたのかもしれませんね。さすが、カイルの息子(笑)……とでも思えば、プレイヤー的にはなんとか納得できましたよ。かなり強引な納得方法ですけどもね。


それはさておき、『他のPCさんたちにも、有益な行動』を狙っていたのですが、見事に外れておりました。せっかくエンツォまで行ったのに、次回の引きは『4ヵ月後』になってますよ? 今回の行動……次回の指針とはほとんど関係ないですよ? PCは単に『物語』に流されているだけですか?……単なるゲームの駒ですか?……と、底なし沼に落ちていく心境でした。それならそうと、『1ターン毎に、4ヵ月経過します』とか、最初に言って欲しかったです。今回のアクション、『1ヶ月くらいで、できること』を前提に書いていて、次回も『1ヶ月単位』で経過するのかと思ってたんですよ。プレイヤーの認識と、マスターの認識が、すでに違う訳です。これでは、空回りするのも当然じゃないのかなと……。


『プレイヤーに伝えるべきこと』と『プレイヤーには隠しておくこと』……この違いを把握しておかないと、ドンドン空回りしていくと……そういう意味では、実に生々しい体験でしたね。『違い』だけでなく、『どんなタイミングで伝えるか』も把握した方が良いのではないかと思いました。【2005.7.15.】

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