※一部、リアクションを引用させていただいております
第2回ハーブローク〜一人ぼっちの英雄

■プレイヤーの感想

『ペルルを護衛する』という行動を書いたのですが、どうやらこるりさんへの想いが強かったらしく、結果的にはアルトゥース城にいました。ペルルの城で、こるりさんとご対面というのを期待していたのですが……。だからこそ、アクションで『アルトゥース軍が来るまでの時間稼ぎとして、俺と22人の部下でペルルの周囲で陣形を取って護衛しつつ(振りではなく、ペルルの動きを封じるためにもきちんと護衛する)、ペルルの動向に注意を払う』という行動を書いてみました。端から見ると『動機と行動がきっぱり分かれている』ように見えるらしいのですが(確かにそう見えますけど)、マスターにもそう取られてしまったのかもしれませんね。そう思ったのは、【動機】の面だけ採用されていたからです。

 ジェスはまだまだ『少年』ですから、『矛盾』してても不思議ではないと思うのですけど、その辺があまり伝わってなかったみたいです。私信で、伝えるべきだったのかな? 『男の子の矛盾した気持ち』を表現してみたつもりなんですけど……誤解されてしまっても仕方が無いと思います。実際、行動と動機が矛盾しているように見えますから……誤解されるような書き方をした私も悪いのですけど。


「ペルルさん、助けに行きましょう」
「え、でも、ペルルが味方とは限らないぜ?」
 こるりの隣に席を取っていたジェスが思わずそう呟く。
「それは、わたしが証明できます」
 こるりは手元の紙に羽根ペンを走らせたものを取り出した。
「私のアイテムは最悪の形ではありますが未来を予見する事が出来ます。それによれば、ペルルがシュラークフィーダーに与している可能性はありません」
 ペルルに翻意はない。
 その事実は、少なからず英雄達の心を動かした。
 彼は純粋に助けを求めている。それを平気で見殺しに出来るものはいない。
「……そうだな。うん。ペルルを助けに行ってやろうぜ」
 ジェスが言って、こるりを見遣った。
 シィックザールがくすりと笑う。
「な、なんだよ」
「別に。ただ、青春だなあって」
 ジェスは真っ赤になって視線をあらぬ方向へと向けた。


できれば、ペルルに他意がないというのは、前回のリアクションで書いて欲しかったなぁ〜と言うのが本音。そうすれば、無駄な行動を取る必要がなくなりますし、アクションもまとめやすかったのにな……と。『ペルルを助けに行く』行動を書いたつもりが、「ペルルを助けに行ってやろうぜ」と単なるセリフで終わっていたので……つまり、行動自体が没という訳なんですけども、ジェスのやることには意味がないのかしら?……と、感じてしまいました。


正直、このまま続けるか否か、悩みました。今後も、この調子で空回りする恐れがありましたから。けれど、他PCさんたちとの絡みがありましたので、それを足がかりにして、次回アクションを考えてみました。『他のPCさんたちにとっても、有益な行動は何か』……それで思いついたのが、中立地帯であるエンツォへ行って、フィリオと面会するという内容だったのです。【2005.7.15.】

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