AUQ・Bエリア〜アクション
第7回ハーブローク3『未来改変』第三部 解脱編

■選択RA 8)月に向かう手段を考える


●目的:ジェスの目的:月にいる魔族の親玉と会う(PLの目的:『増殖炉』に正の力を流し込んで、『悲しみ』を『温かさ』に変える)


●行動:アースから月へ向かう。フィオフィたちが地下トンネルで見つけた『マキーナを生み出す場所』……そこの入口から逆に辿れば魔族の親玉が居る『月』へ行けるかもしれない。破壊するのは月へ着いてから。問題なのは魔族の群が待ち伏せしている可能性が高いことだ。月までの経路は『負』の力で満たされているはず。だとしたら、神化した力を逆流させて『正』の力を流し込むのも一つの手だ。正直なところ神の力は使いたくないが、神化の力で月へ行けるならやるしかねぇ。神化すれば魔族は正の力を恐れて近付かないはず。戦わずに済むなら飛翔して、魔族が襲ってきても回避に専念して一気に月を目指す。他にも月を目指す者がいればお互いに協力。神化(正)の力を集中させて道を作る。ノルンができるなら俺にもできるはずだ。魔族の目的を聞いて逆にじっとしてられなくなった。あんなヤツラに世界を任せておけねぇっつーの。俺は『今』を生きてる。こるりサンがいるのに殺されてたまるかっての。魔族の思い通りになってたまるか!自分勝手な理由でアースを滅ぼしやがって。ぜってー許さねぇ。魔族に憎しみはないが俺の怒りは頂点に達している。俺はこんなに怒りを感じたことはねぇ……魔族の親玉に何か言ってやんねぇと気がすまねぇっ!人の心を傷つけて喜ぶヤツを、俺は絶対許さねぇからな。言っとくが俺は神になる気は全くねぇ(本気でそう思ってる)。人間のままが良い。


●決めセリフ:こるりサン、今そっちに行くからな。待っててくれ!


■リアクション抜粋〜Scene.9 月への道


「百面相はお終いか、オリエ」
 その様子を見ていたジェス・ラーディエルが茶化す。
 しかしオリエの一睨みで表情を凍りつかせた。
(スゲエ殺気)
 とりあえず話題を逸らす、いや本題に戻らねばならない。
「俺はさ、フィオフィ達が見たって言うマキーナを作り出す核ってのが怪しいと思ったんだけど。あの中がエンブリオンの月に繋がっていて、そこでマキーナが作られてる、とかさ」
 しかし、それはあまりに推論が飛躍しすぎている。
「飛び込んでみればよかったのに」
 今度はオリエが反撃する番だ。
「あれがただのマキーナ製造装置ならあなたもマキーナのパーツの仲間入りだったでしょうね。むしろ私はそっちに一票」
 恐ろしいな、冥王様。
 しかし確かに自分がパーツ入りしている姿を想像してジェスも持論は取り下げた。


■アクションのコメント

アースから月へ繋がるルートがあると困るからボツにしたのかとも考えてしまいましたが、それでボツだったとしても、それはそれで良いです。最終的に判定するのは、プレイヤーではなくマスターですから。


(スゲエ殺気)の部分ですけど、オリエさん自身なのか、それとも、オリエさんを通して『神』か『魔族』がジェスに警告しているのか……その点は、未だに判断に迷う所です。いずれにしろ、これは『マスターの判定』だと思ってますが、むしろオリエさんに共感を覚えたくらいです。【2005.6.6.】

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